| ナルシマの一言懸命。 |

自転車で富士山を登るレースは3つあり、そのすべてが6月に行われますが、なかでもいちばん斜度がきつい(そればかりかおそらく国内のレースで最も過酷であり、世界的にも稀なきつさのコース)のがこのレースです。
『富士あざみライン』を舞台に、須走5合目までの標高差1200mを走る距離11.4kmのレースで、プロや実業団選手も参加します。最近は自転車ブームで、特に山登りレース(ヒルクライムレースと呼ばれる)はスピードが遅いこともあって他者との接触(事故)リスクが低く、初心者を含めて人気のカテゴリーであり、どのレースも参加者が急増しているのが現状ですが、このレースだけは出る人を選びます。まず競争はさておいても、登りきること自体が相当の困難。
http://homepage2.nifty.com/randi/result/2008fuji-hill/2008fuji-hill_senior-women.htm#women
他のレースでは何百人、あるいは何千人もの女性がエントリーしているにも関わらず、このレースではレディスクラスにたったの4人しか参加者がいないのは、その証明です。
それまでの人生でスポーツ経験のなかった妻がジョギングを始めて9年、自転車を始めて3年、最近はトライアスリートとして手を広げながらも、登りに適性を見出してからはヒルクライマーとしての練習を中心に、2月からの週末は私とともに毎週と言っていいほど筑波山に通う時期が続きました。ひとつ目標としていた4月の『ツール・ド・草津』というこれもヒルクライムレースで、0.5秒差で表彰台を逃し4位になったことで眠っていた闘争心に初めて火が付き、そこからおよそ1ヶ月半、さらに練習を重ねて今回の成績につながったわけです。
2位以下を大きく離してのぶっちぎり優勝で、男子に混じってもそう遜色のないタイムですし、実業団女子に照合すると8位に相当するタイムですので、前記の草津の成績と合わせて、ヒルクライムレースで上位を争う女性ライダー達のなかでマークされる存在として躍り出たことになるのでしょう。
(つづく)
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