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モデルハウス
MUKU&MUNI

ここから始まる無二の家づくり
その先に無垢のつながりを感じる場所に

2022年1月。いままで30年間過ごしてきた住まい工房ナルシマの事務所と築100年以上になる成島商店の旧事務所の両方をリニューアルすることを決めました。リニューアルに際して、私たち工務店のあり方を今一度見つめなおしていました。「あり方」とは地域に根差した工務店が果たす役目です。出てきた自分なりの答えが、第一の場所を守り、第四の場所となることでした。

「サードプレイス=第三の場所」という言葉はご存じでしょうか?アメリカの社会学者が提唱した概念で、人の居場所を「第一の場所=家」「第二の場所=学校・職場」「第三の場所=カフェなどリフレッシュできるお店」と考えられているのですが、特にテレワークが進んだ昨今は職場から離れ、自宅だけでなく「第三の場所」で働く人も増え、注目を集めていました。

私は、住まい工房ナルシマが「第四の場所=つながりを感じる場」になれるといいなと思っています。家や職場ほどの頻度では合わないけれども、カフェのように赤の他人が集まる場所でもない、安心できる場所として、地域にあり続けたいと思います。

私たちは「第一の場所=家」をつくる仕事をしています。家は家族の原点で、心のよりどころであり、だからこそ、プロフェッショナルとして、家族にとって一番大事な「家」をつくり、守る仕事をしていきたい。そして、その先で、「第四の場所=つながりを感じる場」として、何か困りごとがあったとき、嬉しいことがあったとき、寄り添い気持ちを共有できる場所になりたい。

「第一の場所を守り、第四の場所となる」にはそんな思いを込めています。

そして、今回のリニューアルでは、それを体現できる場所として、住まい工房ナルシマの事務所だった場所をthe 4th place「MUKU」、
成島商店の旧事務所だった場所をthe 1st place「MUNI」と名付け、2023年4月にオープンしました。

The 4th place 『MUKU』

  • MUKU:ロゴ
  • MUKU:外観写真

『MUKU』は3棟から構成されていて、手前からグリーンショップ「ムクのミセ」、体感型モデルハウス「ムクのイエ」、オフィススペース「ムクのラボ」と呼んでいます。名前の由来であるように、木を扱う会社として、無垢材を大事にしながら、まっすぐに、そのままに、家と暮らしを提案し、一緒に暮らしていけるような場でありたいと考えています。

MUKU:イラスト画像
MUKUのイエ:画像

体感型モデルハウス「ムクのイエ」

このモデルハウスをつくるときに、最初は普通にお客様に見せるだけのモデルハウスを考えていました。しかし、ある社員から「ここで私たちも働きたいです」と言われ、「それは面白いかもしれない!」とワクワクしました。そうして生まれたのが、体感型モデルハウス「ムクのイエ」です。

まず、「ムクのイエ」では、いろんなコトが体感できます。心地いい温熱環境・空気の質・音の静けさ・無垢材の手触り足触り。これらはSNSやHPでは感じることができない、家についての大事な情報。これに関してはどのハウスメーカー・工務店にしても、実際に足を運び、自分の五感をフル活用して、感じてみるしかありません。

そして、それを体感するのはお客様だけではありません。「ムクのイエ」はお客様にお見せすることはもちろんのこと、社員の仕事の場にもなっています。ここで暮らしながら仕事をする。その暮らしぶりを体感してもらう。そして実感を込めて伝える。今まで住んだ経験なく伝えていたナルシマの家の良さを、社員が実感を込めて伝えることが出来るようになりました。

それにより、「ムクのイエ」で体感できるものがもう一つ増えました。それがナルシマの雰囲気です。社員がそこで働いていますから、会社の雰囲気、ほかのお客様との関係性、地域の人々とのかかわり、社員のお昼ご飯がどんなものか(!?)まで、住まい工房ナルシマのあらゆるものが体感できます。聞こえてくる他愛もない会話、まじめな会話、にぎやかな笑い声。そこで社員が働いているからこその体感が生まれます。

見て、聞いて、肌で感じて、知って、出会って、想像して、創造する。
さぁ、ここからすべてが始まります。

MUKUのイエ:画像

「ムクのイエ」は、3棟が縦につながる「MUKU」の真ん中に位置する体験型のモデルハウスです。いつでもお気軽に来場予約してください。

大敬社長:イラスト

ムクのイエの5つのポイント

  • 無垢の木の優しいぬくもり:画像

    POINT
    01

    無垢の木の優しいぬくもり

    「ムクのイエ」には、その名の通り、無垢の木がそこかしこに使われています。床は1階がナラ、2階はアカシアをヘリンボーン張りにしています。階段の側板や踏面にはベイマツを、階段や吹抜の手摺にはレッドシダーを、窓枠にはスギを一部分使っています。それぞれの材の柔らかさ・あたたかさを手触り足触りで実感してみてください。

  • 自然でいられる居心地良さ:画像

    POINT
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    いつでも明るく居心地良い空間

    「ムクのイエ」は、床に高断熱ウレタンパネル、壁にセルロースファイバー、屋根に高断熱フェノールフォーム、窓は樹脂サッツトリプルガラスを採用し、断熱等級6(5地域)を実現。その上で、窓を適所に配置することで、明るく気持ちのいい空間となっています。高性能を前提として、その先の暮らしの気持ちよさを追求。冬暖かく夏涼しく、一年中明るい空間で、居心地の良さを体験ください。

  • キッチンと暮らす家を体験:画像

    POINT
    03

    キッチンと暮らす家を体験

    暮らしの中心は、いまキッチンにあります。1階には対面型キッチンを、2階にはトーヨーキッチンの「BAY CUBE」という四角い形のキッチンを各部屋の真ん中に設置。それぞれに家具とセットで、キッチンだけでなく空間全体やライフスタイルのイメージを想像してもらえるようにしてあります。もちろんナルシマの社員もお昼を食べるのに使っています。

  • 大工の技とわざわざの家具:画像

    POINT
    04

    大工の技と「わざわ座」の家具

    「ムクのイエ」には、ナルシマ棟梁や職人の匠の技が詰まっています。家具デザイナー小泉誠氏や建築家伊礼智氏が手掛ける「わざわ座」のデザインの家具を随所に配置しています。
    それらはもちろんナルシマの棟梁の手づくり。テーブルや椅子、ハンガーラックやソファまで。個別の家具作成も承ります。実際に触って、座ってその心地良さを感じてください。

  • 新たな発見と出会いの場:画像

    POINT
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    新たな発見と出会いの場

    単なるモデルハウスとしてではなく「ムクのイエ」では様々なイベントやワークショップ、勉強会や体験会が開催されています。私たちナルシマスタッフや職人、ナルシマのOB施主様や、現在計画中のお客様、各種住まいづくりのプロ、地域の手作り作家や、こだわりのお店等との多くの出会いと発見がある場なんです。

MUKU PHOTO GALLERY

MUKUのイベントに参加しよう

相澤さん:イラスト

「MUKU」では、定期的にイベントを開催しています。家づくりや住まいの相談だけではなく、つながりのある地域のお店や作家さんのワークショップ会場としてもお貸ししています。
私たちの家づくりと同じように、モノづくりに想いのある素敵な作家さんが来てくれています。楽しそうだなぁ、興味があるなぁと思われた催しにはぜひぜひご参加ください。HPにてイベントの告知・ご予約受付はしておりますので、そちらをご確認ください。

ムクのミセ:画像1
  • ムクのミセ:画像2
  • ムクのミセ:画像3
  • ムクのミセ:画像4

グリーンショップ「ムクのミセ」

「道路側に面した小さなお店が「ムクのミセ」です。

工務店に遊びに来るって結構勇気がいりませんか?とりあえず様子を見に、気軽に立ち寄れる場所をつくりたい。そんな思いでこの「ムクのミセ」は作られています。

コンセプトは「地域の皆様に暮らしを豊かにするモノを提供すること」店内には、インテリアとして映える鉢に入った観葉植物や、アンティーク家具・雑貨等が並びます。緑に癒されながら、旧き良きモノに想いを寄せつつゆったりとした時間を過ごしください。店舗裏から「ムクのイエ」にかけての庭や、通りを挟んだ『MUNI』の庭のように、庭づくり外構の提案も承っています。

お施主様はふらっと立ち寄って、○○さんは事務所にいますかー?なんてお声掛けもOKです。中にいたら、喜んで出てきます。ふらっと立ち寄って緑に癒されながら、おいしいコーヒーを飲んでいってください。

本領さん:イラスト

「MUKU」の縁側として、ふらっと立ち寄って緑に癒されながら、山王珈琲焙煎所のおいしいコーヒーを飲んでいってください。
店舗においてある本はスタッフの私物なんです。立ち読み、座り読みもOK、読みたい本がありましたらお貸しすることもできますのでスタッフにお声がけください。

ムクのミセ:画像5
ムクのミセ:画像6

「ムクのミセ」は、柏の葉にある「Grun(グリューン)」とコラボレーションしています。
店内の緑や器から、「ムクのイエ」とつながるデッキの裏の庭づくりまでを一緒に行ったものです。緑と器のセレクトだけでなく、一味違った庭づくりも特徴のひとつです。

グリューン:ロゴマーク
Grün|グリューン柏の葉

千葉県柏市若柴186番地中央146街区1
SMOOTHIE & JUICE BAR スムージー&ジュースバー (1F)

TEL : 04-7136-7863
TIME : 9:00~16:00、木曜定休
BOTANICAL GARDEN ボタニカルガーデン (1F)

TEL : 04-7136-7861
TIME : 10:00~18:00、木曜定休
URL : https://www.gruen.jp/

The 1st place『MUNI』

古民家リノベーションムニ:画像1
  • 古民家リノベーションムニ:画像2
  • 古民家リノベーションムニ:画像3
本領さん:イラスト

『MUNI』。唯一無二という想いも込めてこの名前をつけたこの場所は、成島家の生家であり、旧成島商店として長らく営んできた場所でもありました。先代達から受け継いだこの場所を、この先も残していきたい。そのために何をすべきか。そう考えたとき、築110年を超えるこの古民家を、この度、断熱性能向上と間取り・仕上げを一新したリノベーションを行い、『MUNI』としてリニューアルする決断となりました。

110年前の当時からの柱や梁・建具は使える部分は可能な限り残し、構造上不安な部分はナルシマ棟梁会の腕によりをかけて、新しく入れ替え、性能上安心できる建物にしました。そして、床を剥がして高断熱ネオマフォームを入れ、30㎜のヒノキの床を新しく張り、天井も解体して、天井高さを高くした上に、断熱材を吹き込んで、杉板張りに。障子建具の入っていたところをペアガラスの羽目殺し窓で全面ペアガラス張りにして、庭を楽しみながらも冬暖かく、夏涼しい快適な空間となりました。

古き良きを残し、今の時代に合わせてよみがえらせる。ナルシマの考えが詰まった、古民家性能向上リノベーションの発信基地となりました。

完全予約制のセレクトショップ「サンタセッ」にも場所をお貸ししており、普段は予約制でそちらのショップとして使用しております。ナルシマの性能向上リノベーションに興味がある方には予約制で公開をしています。断熱セミナー等でも活用しており、体感してもらえますので、お気軽にお問合せ下さい。

MUNI PHOTO GALLERY