白い塗り壁に紺色の屋根が、明るく清々しい印象のO様邸。洗いざらしのコットンやデニムを思い出させる外観。自慢のハーレーが大切に収められたガレージには、いつでも眺められるよう、屋内に通じる窓も付けました。
温もりある木製のデッキでは、ガーデニングの構想をふくらませて。ご主人と奥様のライフスタイルが見事に調和された素敵な家です。
アプローチのテラコッタタイル貼りの床にマッチした木製断熱ドア。玄関ポーチは優しい印象を与える白のアーチ型。玄関の東面には、屋外からも室内からも入れるご主人こだわりのスペースが。

味わいあるチーク色の玄関ドアの奥、表からは見えにくいですが実はここにバイク用のインナーガレージがあります。玄関内からシュークローゼットを通ってガレージへとつながる作り。バイクは、庭に面したガラスの観音開き扉から外へ出入りします。
「設計の時から、想像しただけでワクワクしましたね、夢の実現です！」とご主人。「リビングにいながらでも窓から見られるので、平日の夜など、乗れない時は眺めるだけで楽しんでますよ」と満面の笑み。リビング内の縦長のFIX窓からも見ることができます。
庭の木製のデッキとバルコニーでは、天気の良い日には家族でのんびりと日向ぼっこをしたり、ガーデニングを楽しんだ後にお茶を飲んだり。友人たちを呼んでバーベキューもよいかもしれません。

リビングをはじめ室内は、奥様のご希望で、自然素材のファブリックや家具の似合う、美しい木目の床と白壁で仕上げました。
無垢のパインの床材と、白い壁が明るいリビングは大きな吹抜けでさらに明るく、玄関前と同じアーチ型の壁がアクセントに。「棟梁さんが手作りで、イメージ通りのテーブルを作ってくれて。大のお気に入りです」と奥様。「こっちのテーブルだってそうなんだよ！」と、お揃いのミニテーブルからはお子様の可愛い声が。
もちろん、キッチンも白。キッチンのアンティーク風の照明は奥様が見つけてきたものを取り付けました。正面のテレビが置かれた棚にはお気に入りの雑貨が並べられています。

奥様の思いは、キッチン横のワークスペースにも。「ちょっとしたこの場所があるおかげで、リビングが散らからないんです、作ってよかったですよ」とのこと。パソコンも置けるので、検索したレシピを見ながらお料理する時も便利に使えます。壁面に作りつけた小さな棚に、季節ごとの小物やお花を飾るのも楽しみだそう。

2階の天井には、ナルシマの家の特徴でもある、ダイナミックに屋根勾配や現し梁を生かした大空間木組。想像力を育む空間デザインで、「おおらかにのびのびと育ってほしい」というご両親の気持ちを後押しします。
奥様とご主人のこだわりが合わさってできたO様邸は、明るく仲の良いお二人そのもの。それぞれの好きな物や空間を通じた家族のふれあいが、小さなお子様の中にも日々の暮らしを愉しむ心を育てて、住まいへの愛着や、家族とのつながりをいっそう深めていきます。