つくばみらい市にお住まいのK様は、お子様が独立してご夫婦2人暮らし。昭和50年代にK様のご両親が建てられた築50年にも及ぶ母屋が、床・壁・天井、窓の高気密・高断熱化を図る大規模リノベーションにより、快適な住まいに生まれ変わりました。「外観と内部は別世界」と笑いながらも「思い出のある大事な家を残せて良かった」と喜んでいらっしゃいます。
K様は、ハウスメーカーで建てた鉄骨造のご自宅のリフォームを計画。ところが、当初は解体予定だった、同じ敷地に建つ築50年になるご両親が建てられご自身が育った思い出の詰まった母屋を壊すことに躊躇されていました。断熱材が使われておらず、冬は家の中でも息が白くなるほどの暮らしだったそうですが、構造は頑丈でした。ナルシマから断熱改修、耐震補強で十分に快適な家に生まれ変わらせることができるとの提案を受け母屋の大規模リノベーションに踏み切られました。
今回のリノベーションでは、床・壁・天井と窓や玄関ドアの開口部の断熱改修。リビング以外の窓は掃き出し窓から腰窓に変更
外壁を濃い茶色の杉板を使用、古き良さを残しつつ現代っぽい印象に
二間続きの八畳間の和室の渡り廊下分をセットバックさせて縁側にしました。深い軒をつくることで、庇効果で暑い日差しを遮り、
夕方には涼しい風を通して縁側で涼むことも。また、セットバック分、耐力壁となる横壁をつくることができ耐震性もアップ
旧母屋はのガラス格子の玄関引き戸は隙間風が酷く、冬は寒風、夏は熱風の出入り口でした。
元の引き戸の位置から玄関土間分セットバックさせて、断熱玄関ドアを取り付け、外部に木製引き戸を設けることで風除室のようにすることでさらに断熱性を向上。風除室には造作ボックスも設置し、宅配便の置き配にも対応します。
断熱玄関ドアの横には、遮熱・高断熱仕様のペアガラスのFIXの明り取りの窓を設けました、玄関スペースの床にはナラ材を使用
以前は断熱材が一切使われておらず、冬は家の中でも息が白くなるほどだったとのこと。そこでK様は今回のリノベーションにあたりまず第一に暖かい家であること。第二に明るい部屋であること。第三に歴史を刻んだ梁等の古き良き材木を残しながら、新たな無垢材を使用した家にしたいと要望されました。
玄関とリビングを仕切る背高の美しい差鴨居の下にはは部屋を仕切る戸がありません。
これは壁と床下に断熱材を入れ窓も高断熱サッシに交換したため家全体が扉を開け放っても家まるごとが暖かな一室空間となっているから。
二間続きの和室の八畳間は明るいオープンリビングに変心、やわらかく足ざわりの良い桧の床材が心地よい
冬は寒く、夏は暑くじめじめした和室だったのが、大きな窓から日差しが入り明るいリビングダイニングに。
元々夫婦2人で暮らすためにご自宅のバリアフリー化を考えていたK様。動きやすい大空間がご希望でした。
「これだけ広くっても温度差がなくって快適。真冬でも寒くないので気持ちが軽くなり、よく動くようになりました」と笑顔のK様。
家事ラク動線と温度のバリアフリー化でこれからの生活が楽しみと喜ばれています。
広間と独立していた台所は、リビングとひとつながりとなったⅡ型のオープンキッチンとなり大空間に
新しいキッチンは奥様のこだわりが詰まったお気に入りの場所、同じ敷地内に住む娘さん家族お孫さんもこの家に住みたいみたい
一番好きな場所というキッチンの「見せる収納」を意識した食器棚は大工職人の手づくり。お気に入りの陶器やざいもく屋(有)成島商店のワークショップ「木のはこ」でつくった手作り雑貨を並べることを想定し寸法を相談したもの。レンジのダクトを無垢の木材で覆ったのも大工さんのアイデア。
キッチンから裏手に回ると、納戸、洗面室、浴室、トイレ、ご主人の書斎を通り、玄関スペースと回遊できる動線になっています。
キッチンでダイニングテーブルのご主人と会話しながら食事の準備をしたり、縁側で佇む姿や庭仕事をするご家族を見ながらお茶を入れたりするのが幸せな時間と奥様
神棚は昔のまま。仏壇を移動して設置した。格子の扉を閉めると廊下につながる
リノベーションで常に考えるのは、伝統建築の良さを受け継ぎながら、いかに現代に通用する「地震に強く、快適な家」にするかということ。そのため、床や壁の内装をすべて撤去し、既存の構造体を徹底的にチェック。構造的に弱い部分や傷んでいる部分の補修、断熱材の充填をどうするか、技術と経験を結集して一つひとつ解決していきます。
洗面室を広くして、洗面台と一体になった収納も特注。壁のタイルにもこだわりました
寒かったお風呂場もユニットバスに変更し、トイレもミントグリーンの壁でさわやかに
ご主人の書斎の壁は落ち着くカラーの碧に、最後まで悩まれて決めた色の出来に満足
寝室から3枚引き戸を挟んで、奥様の趣味の部屋につながる
多彩な趣味を持つ奥様の趣味の部屋の壁にはアーテキスティックに羽目板で装飾されています。奥様のアイデアを大工職人の匠の技で実現。
キッチンにも置かれている「木のはこ」の作品が飾られていました。
実は、K様は「木のはこ」のワークショップに通われている中、住まい工房ナルシマのことを知りご相談いただいたのです。「木」が結んだ縁。これからも大切にしていきます。
K様奥様と娘さんとお孫さん兄妹、弊社工事監督の渡辺と広報スタッフ相澤と
K様ご夫妻と弊社代表成島大敬