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ブログ 2025.06.03

「流される生き方から、見つけた天職」 〜成島大敬社長の原点と転機〜

「流される生き方から、見つけた天職」 〜成島大敬社長の原点と転機〜

こんにちは、住まい工房ナルシマの広報担当、本領です。
今回は、成島大敬社長が社会人としての第一歩をどのように踏み出し、どんな葛藤を乗り越えてこられたのかを伺いました。

本領: こんにちは。前回は大学時代のお話を伺いましたが、今回は社会人としてのスタートについてお聞かせください。大学院を卒業後、どのような就職活動をされたのでしょうか?

大敬: はい。正直に言うと、当時は自分の進むべき道がまだ明確に見えていなかったんです。大学時代にやりたいことを見つけきれず、周囲の友人が大企業に就職していくのを見て、私も自然とその流れに乗るように企業への就職活動を始めました。設計事務所ではなく、企業への就職を選びました。

本領: 企業に就職された理由は何だったのでしょう?

大敬: 周りがそうしていた、というのが正直なところです。東大という学歴もあって、ネームバリューだけで内定をいただける企業もありました。でも、大手企業で働く中で「自分が本当にやりたいことは何だったのか」を見失っていることに気づきました。最初は疑問を持たず、ただ流されていたんですね。

本領: 実際に社会人として働き始めてからは、いかがでしたか?

大敬: 正直、最初はまったく自分に合っていないと感じました。企業が求めることと自分がやりたいことの間に、大きなギャップがありました。大規模な建物をつくる仕事をしていましたが、どうしても興味が湧かなかった。無理に関心を持とうと努力しましたが、続けるのが難しくて、結局2〜3年で退職することになりました。

本領: 退職後はどのように次の道を選ばれたのでしょうか?

大敬: 実は、次の進路を決めずに退職したんです。合わない仕事を続けるのが本当につらくて、「一度立ち止まろう」と思いました。そんな中で、住宅業界への関心が強くなっていきました。ちょうどそのタイミングで、住まい工房ナルシマの会長から電話をいただいたことがきっかけで、地元に戻ることになりました。

本領: 会長からのお電話が転機になったのですね。戻ってからのお仕事はいかがでしたか?

大敬: はい、最初はリフォーム工事や新築のプロジェクトに関わりました。驚いたのは、お客様との距離の近さです。前職では感じられなかった「人と人とのつながり」を実感しながら、自分の仕事に充実感を得られるようになっていきました。このとき初めて、「この仕事が自分の天職かもしれない」と感じましたね。

本領: 今のお仕事への姿勢がどう築かれていったのか、とても伝わってきます。その後、どのようにして今のようなリーダーとしての姿に至ったのでしょう?

大敬: 最初は本当にふわふわしていて、自分の軸がありませんでした。でも、住宅の仕事に戻ってきてからは、「お客様に喜んでいただくために何ができるか」を考えるようになり、そこにやりがいと使命を見出すようになりました。家づくりは単なる建築ではなく、お客様の暮らしを豊かにするお手伝いだと、今は心から感じています。

本領: 最後に、これからの展望や目標についてお聞かせいただけますか?

大敬: これからも、住まい工房ナルシマを通じて、お客様に本当の価値を届けていきたいと思っています。家をつくるだけでなく、その後の暮らしや、地域社会とのつながりを大切にすること。そこに真の意味での「住まいづくり」があると思うんです。自分自身も成長を続けながら、お客様と共に豊かな未来を築いていけたらと願っています。