こんにちは。すまい工房ナルシマの本領です。
今回は、新たに開発・リリースしたコンセプト住宅「SOJIの家」について、設計思想とその魅力をご紹介します。
◆ 構造からはじまる「SOJIの家」の設計思想
これまでもお伝えしてきたとおり、「SOJIの家」は“構造”から考えはじめた住まいです。
たとえば、1階と2階の柱を同じ位置に通す─そんな基本的な部分から見直しました。
柱の位置は、家の強度と直結しています。端に寄せすぎるとバランスを崩すため、構造上無理のない位置に柱を配置することで、全体として美しく、安定した佇まいが生まれます。
◆ 性能はしっかりと、でも“数字だけを追わない”
「SOJIの家」では、これまでのナルシマの家と同様に、高断熱・高気密の性能をしっかりと備えています。
断熱等級6、耐震等級3─これは長期優良住宅の基準を満たす水準であり、安心して長く暮らせるベースです。
ただし、等級をさらに引き上げることには慎重な姿勢をとっています。
というのも、数字だけを追いかけてしまうと、実際の「心地よさ」からかえって遠ざかってしまうことがあるからです。
たとえば、太陽の光の入り方、風の通り道、窓からの熱の出入り。
こうした“体感”としての快適さこそ、暮らしには欠かせません。
だからこそ、「SOJIの家」では、数値化できない「空気感」も大切にしながら、性能と快適性のバランスを考えています。
◆ 家全体がつながる、ひとつの空間
間取りは、1階にLDKと水まわり、2階に個室というシンプルな構成です。
中央に2本だけ柱を落とし込むことで、開放感のある大空間を実現しています。
なかでも象徴的なのが“吹き抜け”の存在。
1階と2階が視線や気配でつながることで、家族の声や気配が自然と伝わるのです。
たとえば、2階で遊ぶお子さまに、1階から「ごはんよー」と声をかける。
そんな日常のやりとりが、無理なく生まれる住まいです。
◆ 家事がしやすく、暮らしがもっと楽になる
「SOJIの家」は、家事動線もシンプルです。洗濯から干して、たたんで、しまうまで、すべて1階で完結できます。
さらに、高気密・高断熱と24時間換気のおかげで、室内干しでもしっかり乾きます。
「夜に干して朝には乾いている」
「梅雨時でもジメジメしない」
─これらは、数値では測れない“本当の暮らしやすさ”です。
また、壁の断熱材には調湿性に優れた「セルロースファイバー」を採用。
温度だけでなく湿度にも配慮し、四季を通じて快適な室内環境を実現しています。
◆ 無垢材のぬくもりを暮らしのなかに
「SOJIの家」でも、これまでと同様に無垢の床材を採用しています。
無垢材ならではの足ざわり、触れたときの温かさ、さらりとした感触─これは合板フローリングでは味わえない質感です。
「素足で過ごしたくなる」
「床に寝転びたくなる」
─そんな衝動こそが、住まいの「本物の快適さ」を物語っていると、私たちは考えています。
◆ 「数字に表れない価値」こそ、家づくりの本質
私たちが目指しているのは、単なる性能値の競争ではありません。
「どれだけ心地よい空間をつくれるか」
「どれだけ日々の暮らしを楽に、豊かにできるか」
そうした“数字には表れない価値”こそが、私たちの家づくりの原点です。
◆ ぜひ、ナルシマで“空気感”をご体感ください
モデルハウスでは、空間、素材、空気感を実際に体感していただけます。
構造と素材にこだわった住まいが、どんな居心地を生み出すのか─ぜひ、五感で感じてみてください。