■ ショールームから「ムクのミセ」へ
秋晴れの空が広がるある日、成島大敬社長に「ムクのミセ」を案内してもらいました。
ここは、かつて住まい工房ナルシマの打ち合わせスペースや事務所として使われていた場所。
30年以上の歴史を経て、いまも新しい姿に生まれ変わり続けています。
「僕が2歳くらいの時にこの建物ができたんです。
入社した頃には、すでに打ち合わせルームとして使われていました。」
長年、お客様との家づくりの始まりの場であり続けた「ムクのミセ」。
いまはグリーンに囲まれた空間として、人が集い、ほっとできる場所へとリノベーションされています。
■ “ふらっと立ち寄れる”場にしたい
「工務店って、会社としては少し立ち寄りにくいイメージがあると思うんです。
でも、ここは“ふらっと寄れる場所”にしたい。
目的がなくてもいい、ちょっと一息つけるような、そんな場所になれたら。」
「ムクのミセ」はこれまで、お花屋さんの展示販売やボードゲーム会など、さまざまなイベントの会場として試験的に活用されてきました。
今後はさらに多くの人が自然と集まり、交流できる場として、構想を進めています。
■ 受け継がれる木のぬくもりと物語
室内に目を向けると、どこか懐かしい家具や棚が目に入ります。
「この棚やテーブルの足も、もともと家族が使っていた衣装箱や茶箱なんです。
解体の時に出てきたものや、お客様から譲り受けたものもあります。」
古いものを再利用しながら、新たな空間に息を吹き込む。
その中には、お客様や家族との思い出、30年の時間が積み重なった物語があります。
「古くなるというより、味が出てくるんですよね。
この建物も、時間が経つほどに深みを増していると思います。」
■ ゆっくりと時間を過ごす場所として
「ムクのミセ」は、木の香りと温もりに包まれた静かな空間です。
本を読んだり、コーヒーを飲んだり、仕事をしたり。
それぞれが自分の時間を過ごせる“まちのリビング”のような場所。
「ちょっとゆっくり仕事をするにもいい場所だと思います。
ご利用希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。」
📚 お知らせ
🌱 11月10日(月)ムクのミセ 読書スペース OPEN!
ムクのミセに、時が満ちる地域の新しい居場所が誕生します。
住まい工房ナルシマでは、この度、地域コミュニティ形成の一環として、ムクのミセ内に「読書スペース」をオープンいたします。
本棚の選書・運営は、ムクのミセと満ちかけ社が共同で行います。
お子様から大人まで楽しめる幅広いラインナップをご用意していますので、ぜひお気軽にお越しください。
📖 ご利用概要
- 常時フリー閲覧可能(住まい工房ナルシマの営業時間に準じます)
満ちかけ社 在館日:毎週月曜日 10:00〜14:00
→ 本の貸し出しやイベント開催を予定しています。
詳細は、本ホ-ページ、Instagram、公式LINEをご確認くださいませ。




